宇都宮市空襲映像

今朝の下野新聞1面記事で宇都宮市空襲のカラー映像を掲載されていてびっくり。
映像のもとは太平洋戦争の映像や史料を集めている大分県宇佐市の市民団体「豊の国宇佐市塾」が米軍所有映像の公開からきています。TV特番もくまれた沖縄首里城や知覧空襲の映像もある有名な映像なのでご存知の方も多いと思います。今回、下野新聞がなぜ一面に掲載したのかはわかりませんが、今回の記事掲載がなければ栃木県に関する方々も知らないままで埋もれてしまった映像なのでしょう。もともと宇都宮市には第14師団があったり、中島飛行機の工場があったりで軍事的には重要なポイントであったことは知られていました。鬼怒川の滑走路では高射砲が設置されており、茨城を空爆した米軍がそのまま宇都宮を含めた内地に進路をすすめるだろうからそれを撃墜する目的で拠点と考えられていたそうで、敷地が広かったので滑走路を作り、基本的にパイロットの練習が主だったと以前聴いたことがあります。当時の宇都宮空爆は夜襲らしいのでその時の襲撃と今回の襲撃は違うタイミングと考えられますが、戦後70年、当時を知る方も少なくなりぜひ記録に残されるべきだと感じました。

 

動画のもとがこちらです https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=M-vresuzSgU

以下は下野新聞5月22日掲載記事より参考引用の書き込みです。
太平洋戦争の映像や史料を集めている大分県宇佐市の市民団体「豊の国宇佐市塾」は、1945年に米軍機が本県や茨城、鹿児島など14県を空襲した映像を米国立公文書館から新たに入手し、21日までに報道機関へ公開した。宇都宮市の陸軍宇都宮飛行場、高根沢町の国鉄東北本線宝積寺駅、烏山線仁井田駅が受けた県内3空襲が含まれ、本県の戦禍を記録した貴重な史料といえそうだ。宇佐市塾が県内の空襲映像を公開するのは初めて。塾によると、映像はモノクロとカラー合わせ44本、計約33分。いずれも上空から撮影されている。県内3カ所を捉えた映像の日付は全て45年7月30日。カラーで数秒から約40秒の長さだ。現在の宇都宮市東部、作新学院大や清原中付近一帯にあった陸軍宇都宮飛行場に向けて、米軍機からロケット弾が放たれ、被弾した格納庫が炎を上げている状況や、宝積寺、仁井田両駅近くの蒸気機関車や貨物列車が機銃掃射を受けている姿だ。

宇都宮市空襲映像” への1件のコメント

  1. 宇佐市塾の映像は米軍の戦闘機のガンカメラの動画映像で全国的規模で米公文書館に保存されているもののようです。4月にNHKで放映され反響を呼びました。一般的には記念館の内部でのみの公開で、DVD等資料を手に入れる手段は現在のところはありません。5月に全国の新聞社に限り公開が許可となり、下野新聞にも掲載されました。実際は動画ですのでものすごい迫力です。県内は他に「小金井駅」の映像も観ましたが、どうも県の小金井駅ではないようです、或いは東京の小金井駅かも知れません.
    県内の空襲については当会のウエブサイトを是非ごらんください。

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