インターナショナル・ビアコンペティション:山椒ビールに金賞 /栃木
毎日新聞 10月18日(火)11時47分配信情報【浅見茂晴】記事抜粋
◇「奥日光の地域おこしに」
日本とアジアの地ビールが参加した品評会で、奥日光特産のサンショウを使った発泡酒「日光山椒(さんしょう)プレミアム」が「ボトル/缶ビール部門・ハーブ&スパイス・チョコレートビール」部門で金賞を受賞した。企画した日光市の土産物店「三本松茶屋」の鶴巻康文さん(34)は「奥日光の地域おこしにつなげていきたい」と話している。
日本地ビール協会主催の「インターナショナル・ビアコンペティション」。51社165銘柄が参加し、審査結果は先月、横浜市で発表された。
鶴巻さんは3年前、地元特産で日光二荒山神社中宮祠境内に古くから自生するサンショウでまちおこしできないかと思いつき、宇都宮市の醸造会社「栃木マイクロブルワリー」代表の横須賀貞夫さん(45)に持ち込んで商品化にこぎ着けた。
横須賀さんによると、全国でサンショウを用いた地ビールは「2例ぐらい」。売る側にとっても難しい商品というが、受賞について「苦みと香り、味わいのバランスが良かった」と振り返った。鶴巻さんも「受賞で自信が付きました」と話し「奥日光の話題つくりに頑張りたい」と力を込めた。月産約120本。330ミリリットル入りで550円。三本松茶屋(電話0288・55・0287)などで販売している。